過去に車中泊で日本一周したことがあります。
かかった日数は70日、うち3日はドミトリーホテルのような安い施設に泊まりました。
約70日弱で車での生活をしていたことになる。
実はこの日本一周する以前からも、休日は遠くの観光やアクティビティを楽しむために、前日の夜移動し車中泊をするというライフスタイルをしていました。
おそらく、年間50日前後は車の中で寝ていた。
住所不定無職と言われても差し支えない(実際は住所ある)
愛車エクストレイルも、知人からは移動式カプセルホテルだと言われていました。
そんな、車中泊というものが生活の一部になっている私が、
どのようなことに注意しているかを記載していこうと思います。
本記事の車泊場所について
今回の前提として、「道の駅」、「公園の駐車場」、で車中泊をするという話で書いています。
オートキャンプ場などは含まれていません。
車中泊の場所選びについての記事を書いていますので、詳しくはそちらを御覧ください。
【大声を出さない】
私は基本一人なので喋ることもないのですが、
家族や夫婦で車泊している人も見受けられます。
たまに、楽しくなって大きな声で会話してる人もいますが、
他に車中泊している人もいれば、近隣に人が住んでいる場所もあります。
近隣住民からすれば、近所の駐車場で大声で話している人がいれば、不審者以外の何物でもありません。
急な笑い声とか結構怖いです。
お喋りなどするときは常識の範囲内で小さな声でお話すると良いでしょう。
【大きな音も出さない】
これも大声と同じ理由ですが、他の車中泊者と近隣住民に対する配慮になります。
ドアを開け締めする音にも気を使っています。
車のドアの開閉音は結構響きます。
ご自身も家でくつろいでいると、外の車のバタンッという開閉音が聞こえてきた経験があるのではないでしょうか。
あまり頻繁に聞こえると苦情の元になります、お気をつけください。
また、車で音楽を流している方も、音漏れをしている方が偶に見受けられます。
静かな空間を求めている方も多いです。
ご配慮をお願いします。
【アイドリングしない】
夜、暑くて寝苦しい。もしくは寒いから暖房をつけたいからアイドリングしていたいという人は多いと思います。
しかし、車中泊はアイドリング禁止です。
アイドリングしてはいけない理由は、騒音や環境汚染の問題があります。
騒音に関しては、先に説明しました大声と大きな音に関する理由と同じです。
また、条例で禁止されている場所もあります。
まあ、条例以前にマナーの問題でもありますのでアイドリングはおやめください。
夏の車中泊では、夜暑くて眠れないからエアコンで冷房をつけるためにエンジンかけたい!
と思われる方もいると思います。
私の場合は、夜の気温をウェザーニュースなどで調べて、暑そうなら標高の高い方の車泊スポットを探してからでかけます。
標高が100m上がるごとに外気温は0.6℃下がります。
周囲も静かな所も多いですしオススメです。
そんなことしてられないという方は、ポータブルエアコンというものもあるようなので検討してみてはいかがでしょうか。
私は使いませんが、車のサイズが大きければ検討の価値はあると思います。
冬の寒さ対策は、車の暖房をつけるよりも布団や服でなんとかできます。
何れにせよ、出かける前は天気予報アプリなどで深夜帯の気温を調べてから出かけましょう。
これ、結構大事なことです。
【ゴミは捨てずに持ち帰る】
道端や駐車場の隅にポイ捨てをするという話ではありません。
その辺にゴミを投げ捨てるなんて話は論外です。
ここでの話は公園や道の駅の話なので、ゴミ箱はあると思いますが。
持ち込みのゴミは捨ててはいけません。
車中泊で出るゴミもそれに当たります。
車泊者が何も考えずにゴミを捨て続けると、ゴミ箱からゴミが溢れます。
朝になってゴミ箱を見ると入り切らなかったゴミが周囲に積まれている光景などをよく見ます。
近隣や処理する自治体から見れば不法投棄と何ら変わりありません。
カラスや小動物が集まってしまう原因になったりします。
ゴミは家にしっかり持ち帰ってから処分しましょう。
【車中泊禁止と書かれていればしない】
嬉しいことに、ほとんどの道の駅では車泊を禁止していません。
公園の駐車場などにおいても禁止を明言していないところもあります。
が、一定数禁止の札を掲げている場所もあります。
これは過去にトラブルがあったか、近隣の苦情があったなどのパターンが多いです。
あくまでもこちらは場所をお借りする立場です。
ダメと言われている場合は大人しく引き下がりましょう。
一日くらい良いだろうとか、バレなきゃいいやとかはお辞めください。
もしまた苦情があれば、車中泊者のイメージが悪くなります。
また、夜は駐車場に施錠する公園もあります。
これは禁止と言われているようなもんなので、しっかり情報を集めてから行きましょう。
【端の邪魔にならないところに停める】
道の駅にいたってはお店などの商業用の施設があります。
朝は搬入などを行う場合もあります。
施設の近くには停めないように。
また、他にトイレを借りに来たり休憩のために立ち寄った一般利用者のために、邪魔にならない端の方に停めましょう。
【テーブルや椅子を出さない】
例えば夏の終わり、夕暮れも涼しい時間ともなれば、外に椅子を出してお酒を飲む。
朝の早い時間、外に椅子とテーブルを出して優雅な朝食をとる
こんなことはやめてください。
近所から見れば不審者以外の何者でもないです。
「変な人がいる」という通報が入れば、自治体、あるいは関係者は対策を取ることになります。
それが「車中泊禁止」の看板が出る原因にもなりかねないのです。
RVパークなどそのためのエリアが広めに取られたりしている場所もあります。
こちらは当然問題ないので、これ以外のマナーに気をつけていただければと思います。
【火気厳禁・キャンプやBBQしない】
オートキャンプ場ならば、当然そのための設備もあります。
ここで書いてるのは通常の車中泊についてです。
もう、ここに何度も書いていますが、普通の駐車場でそんな人がいたら、近隣から見ればただの不審者です。
火をもとより、煙が出るようなものはもちろんダメです。
ゴミは残さないから、直火じゃないから、そんなものは通用しません。
迷惑行為にほかならないことを理解してください。
キャンピングカーなどで車内で調理する分には問題ありませんが、この次に書く洗面所についてのお話で注意点を書きたいと思います。
なお、RVパークにおいても車外での調理、火気を使用することは例外なく禁止されています。
【洗面所は汚さない】
車中泊で使用したお皿など、そこで洗わないでください。
当然ですが食べ残し、スープや飲み物を流すのは論外です。
そこで他の利用者の皆さんが手を洗っているのだということを理解してください。
【周りの目を気にする】
だらしない格好でうろつくのは完全に不審者です。
車内にいるなら問題なさそうにも思いますが、夜間など車内だけ明るいと非常によく見えます。
目張りをしっかりして、周囲にご自身の着替えなど晒さないように注意をしてください。
【ヘッドライトを消す】
これは、個人的にとても書きたい内容だったんですが、
アイドリングの話に戻るんですが、
夜間にアイドリングしながら、かつ、ヘッドライトをつけっぱなしにしている人って結構います。
そんな車と向かい合ったときには、しっかり目張りしてても光が中に入ってくるなどとても迷惑です。
今一度注意するようにしましょう。
【連泊はしない】
その道の駅、公園の駐車場はあなたの場所ではありません。
何日も同じ場所を専有するというのはやめましょう。
私自身は車中泊は、あくまで夜間のみ寝る場所をお借りするという立場でやっています。
日中も含め同じところに居続けるのは、施設への迷惑となります。
おわりに大切なことを
マナーについて普段私が気にかけていることをここにまとめて書いていました。
なんか説教臭い文章になってしました。
施設にもよりますが、車中泊の許可はされていたりいなかったりと非常にグレーなものです。
皆さんの行動一つで、禁止されてしまうことも十分に考えられます。
先人たちがマナーについて注意して頂いている一方で、一部の不届き者たちのせいで禁止されてしまった場所も実際にあります。
近隣住民の方に理解を得ながら、他の車中泊者といい関係を築き、お互い気持ちのいい車中泊ライフを満喫しましょう。