先に注意事項として、本記事に乗っているラーメンはフリー素材からもらってきた写真で、チャーシュー冷たいという問題とは無関係です。
ラーメンが好きすぎて
私は普通の人よりは健康に気を使っているほうではある。
普段から運動をしているのはもちろんのことだが、
食べ物に関しては、糖質や脂質を常に控え、タンパク質中心の食生活にして、お酒も週2で休肝日を設けている。
そんな健康に気を使ってるにも関わらず、どうしてもやめられないのはラーメンを食すことである。
何よりも、健康に気を使っているのはラーメンを食べるためと言っても過言ではない。
週末においしいラーメンを食べるために、常日頃カロリーや糖質を制限しているのです。
休みの前日ともなると、明日はどこのラーメンを食べようかと、ネットで検索し、グーグルマップで場所を調べる。
そうして当日になると、開店時間に合わせてお店に到着できるように出発する。
人気店なら行列もできていることでしょう。しかし、私はそこにはこだわっていない。
行列があってもなくても、今の自分が最も求めているラーメンが食べるために店を選んでいる。
注文してから、ソワソワうずうずしている。
はよ、はよ食べたい・・・熱々のラーメンを頬張りたい。
そしてついにラーメンが到着。
この時ばかりは糖質も脂も気にしません!
抑えに抑えた欲望を解放し、力いっぱいラーメンを啜る!
もちもちっとした麺を噛みしめると、濃厚なスープが口いっぱいに広がりこれ以上の幸せはありません!
そしてラーメンの上に鎮座する分厚いチャーシューにかぶりつくと、
!!なにこれ!冷たっ!
チャーシュー冷たい問題
チャーシューが歯にしみるほど冷たい。
とろとろにとろけていて欲しかった脂身も、しっかり冷え切って白く固まっている。
「ナニコレ、信ジラレナイ・・・」
チャーシューを口に入れる瞬間は、ラーメンを食すにあたって特に重要な位置づけにあると言ってもいいところ。
人によってはメインイベントと言う人もいるだろう。
その瞬間を台無しにされてしまったからには、私の気分は地の底まで落ちてしまった。
すっかり意気消沈し、冷たくなったチャーシューをスープに沈める。
「マタアトデネ・・・」
そうして、スープで温められて柔らかくなったチャーシューを食べる。
やはりチャーシューは暖かくなければ不味い。
このように、チャーシュー冷たかった!という経験をした人は多いと思う。
まあ、そこまで気にしていない人が殆どかもしれないが・・・
実際にチャーシューが冷たい店は結構多い。
おそらく8割くらいの店は冷蔵庫から出したばかりの冷たいチャーシューをドボンしているはずです。
なぜ冷たいまま提供するのかということを考えてみた。
なぜ冷たいまま提供するのか
まず第一にチャーシューは作り置きである。
崩れないように肉を縛り上げて何時間も煮込んで作っている。
毎回できたてのチャーシューを注文のたびに切り分けて、などという工程は踏まないはずだ。
であれば、切った状態でスタンバイである。
ただし、ここでも常温のまま放置できるかというと、そういうわけにはいかない。
常温で長く放置してしまえば、ウェルシュ菌などの細菌が繁殖をし、食中毒を引き起こすことが懸念される。(ウェルシュ菌が最も繁殖をするのは10~60℃だ)
リスクを減らすためにチャーシューは冷蔵庫に入れられ管理、保管され、提供のたびにラーメンに乗せるという手順をとる。
当然、冷たいチャーシューが客に提供される。
で、あれば温めなおして提供してくれれば良いじゃないか!
と考える客も多いだろう。
ラーメン屋は飲食店としては単価が低い部類になる。
回転数を上げる必要がある以上、チャーシューを温めなおして提供するという選択をしている店もあまりないのだろう。
自分でできる対応策は
すでにラーメンが提供されている状況で、チャーシューを温める方法などこれしかない。
先ほども書いた通り、スープに沈めるのだ。
こうすればのちに脂身もトロトロに溶けたおいしいチャーシューがいただける。
しかし、もしも普通のラーメンではなく、チャーシュー麺を注文してこのような冷たいチャーシューだったとしたら、
大量のチャーシューで一気にスープの温度が下げられてしまうことがある。
私も、チャーシュー麺を注文したら、ラーメンまでぬるくされてしまった経験があった。
これはもう本当に最悪。
その時は気持ちも回復できず、その次の週までとにかく気分はブルーになってしまった。
そもそも、チャーシューはトッピングだけで300円以上高くなったりする。
その値段を払ってラーメンをぬるくされるなんて・・・
それっきり、チャーシュー麺を注文したいときは、店の情報をしっかり確認してから注文するようにしている。
こういう店のチャーシューは暖かい
チャーシューを温めなおせば時間がかかり、回転率は落ちる、価格に影響が出る。
そもそも電子レンジあるいは火を通して再加熱をすると、水分が飛んだり必要以上に加熱してしまい硬くなる心配がある。
ラーメンの熱で自然に暖まるのがチャーシューを一番美味しく食べられる方法なのかもしれない。
そこで、こういう店なら暖かい美味しいチャーシュー麺が食べられるというものがいくつかある。
その気をつけるべき点はこれだ。
チャーシューの厚さ
当然、ぶ厚くて食べ応えのある肉が好きだ。
しかし、冷たいチャーシューであれば余計に固まった脂身を感じてしまう。
薄肉のチャーシューならば、ラーメンの上に乗った瞬間、肉が温められ柔らかくなる。
食べた瞬間冷たいということもなくなる。
薄い肉は一見残念な気もするが、麺に絡めて一緒に食べるなどの楽しみ方はある。
そこは食べる人の気の持ちようだろう。
チャーシュー炙っちゃう
炙りチャーシューをこだわりとして出している店もある。
冷たさを解消してくれるだけでなく、香ばしさも加わる。
文明の叡智をフル活用である。
ただし、この手法をとっている店のチャーシュー麺は比較的に高い金額設定になっている。
私はうまいラーメン(チャーシュー)が食えれば多少の値上げは厭わないが、それが嫌な客もいるだろう。
とにかくアツアツ
お椀までも温めて提供してくれている店もある。
これはお客さんにアツアツを提供したいというお店の計らいだと思われる。
チャーシューだってこのお椀の上では一瞬でトロトロになる。
冷たいチャーシューでもスープがぬるくなったと感じさせないくらいのアツアツで解決してくれる。
それでもチャーシューメンを頼む
チャーシューに対する文句ばっかり書いてしまってるように見えるが、
やはりトロトロに溶けた脂身を頬張る瞬間は、1杯のラーメンを食す間で特に幸せを感じる瞬間である。
これからもその口に入れる瞬間を夢に見てチャーシュー麺を注文するだろう。
こんな記事を書いていたらどんどんまたラーメンが食べたくて仕方がなくなってきた。
ああ、今週末はどこにラーメンを食いに行こうかな・・・