体験談【初めてのバリウムによる胃がん検診】問題なく行うために注意したいこと

健康に関係しそうな話

職場でバリウムによる胃がん検診をしました。

バリウムを飲んで胃に癌(がん)などの疾患が有るか無いかを調べる検査です。

若い人はほぼしたこと無いと思うし、知らないことがいっぱいでドキドキです。

本当は私もやりたくもないんだけど、

せっかく職場の補助のおかげで無料で出来るし、これはやっておこう。

ついでにバリウムによる胃がん検診についてもまとめておこう。

バリウムによる胃がん検診とは

正式には上部消化管X線検査と言うらしいです。

胃透視検査とも言います。

巷でよく言われている呼び名はバリウム検査

いろんな呼び方があってわかりにくいですけど、バリウム検査が私もみなさんもピンとくるんでは無いかなと思います。

発見できるのは、胃潰瘍、胃炎、ポリープ、そして癌(がん)

バリウムはまたの名を造影剤とも呼ばれているわけで、

つまりはこれを飲むことでX線を当てたときに胃がくっきり見えるように造影する。

というのがバリウムの役目らしいです。

バリウムを飲む前に、胃の形をより鮮明に見えるようにするために発泡剤を飲みます。

発泡剤を飲むことで胃が膨らんで、そこにバリウムが流れ込み、胃がよく見えるということらしいです。

検査は専用の台に載せられてグルグル回されます。

胃だけではなく、バリウムの通り道である、食道、十二指腸も検査してもらえる。

なので上部消化管X線検査が正しい呼び方らしい。

発泡剤→バリウム→検査、の順番

そもそもバリウムってなんなんだ??

バリウムの招待

バリウムはX線を吸収することができる鉱物らしい。

つまりだ。

石飲んでんのかよ!知らないで検査しちゃってた。

当然、粉々にしてあり液体となっています。

その成分は、99%硫酸バリウム

やだ、なにそれ知らない物質。

当然そんなものなんで、美味しいわけもなく、

この世の全ての人がやりたくない検査なのです

ちなみに、美味しく作ってしまうと胃が活発化してしまい検査に支障が出るということです。

検査の前準備

事前に知っておくべきこととして、受けられない人もいます。

  • バリウム、発泡剤に、アレルギーがある人
  • 腸閉塞、またはその疑いがある人
  • 当日まで3日以上排便がない人
  • 妊娠してる人
  • 台の上で体を支えられない人
  • など

ではここからは、いよいよ検査に向けての話になります。

胃の検査をするわけなので、当然胃の中が空っぽでなくてはならないです。

なので以下の準備が必要になります。

  • 前日の夜9時以降は飲食禁止。
  • お酒は9時前でも夕食に飲んではダメ。
  • 当日の朝も食事は禁止
  • 水であれば検査2時間前にコップ1杯だけならOK。
  • 飴やガムも勿論ダメ。

といった事前準備が必要です。

これだけ我慢させておきながら、

ようやく口に入れられるものはドロドロのバリウムなのだからなかなかキツイ。

当然自分のためだから我慢してやりましょう。

だって大人だもん。

発泡剤とバリウムを飲んだ感想

検査室の前で待機して、呼ばれたら入ります。

前に検査していた人が出てきた。

飲んだときにこぼしたと思われる、白い粉上のものが口の周りについている

私も飲むとき気をつけよう。

説明を受けたあとに、まずは発泡剤を飲むように言われます。

発泡剤は粉でした。

粉薬って苦手なんだよなあ・・・と思い、口にサーッと流すと、

お、酸味があってなんだか美味しいかもしれない

空腹は最高のスパイスだ。今なら何食っても美味しいかもしれない。

発泡剤は胃を膨らまし検査で見やすくするためのものです。

ここからはゲップ禁止です。

ゲップをすると胃がしぼんでしまうので一からやり直しです。

発泡剤を流し込むためのコップが渡されます。

中身はバリウムだ。

バリウムは不味い。

というか無味でした。

味がしないとこんなに不味く感じるものなのか。

何食っても美味しいかもしれないという淡い期待は打ち砕かれた。

ネットリしてるのにザラザラしている。不思議だ。

このザラザラがバリウムは鉱物であるということを再認識させてくれる。。

1杯のみ終わると、もう1杯飲むようにいわれます。

バリウムは合計コップ2杯分です。

美味しくないから早く済ませたいと思って急いで飲んだら口の周りにこぼしてしまった。

これが乾くと白い粉になる。

後で拭かなきゃ。

検査内容

発泡剤とバリウムを飲み終わり、奥の診察台へいきます。

診察台は直立していて、プラスチックです。硬いです。

いよいよ検査が始まると診察台が回り始め、私の体は3次元空間の世界へ。

うわぁーい。ちょっと楽しいなー。

スピーカーから指示が出てきます、

「右向いてください」「うつ伏せになってください」

「はいそのまま回ってまた正面向いてください」

どうやら、バリウムが胃の壁面にまんべんなく行き着くように、セルフで回らなければいけないらしい。

診察台に上下に振られ、私は診察台の上で自分でくるくる回る。

この間もゲップは我慢しなければいけません。

私はゲップ結構我慢できるタイプなんですけど、

人によっては結構ツラいらしく、ゲップする毎にバリウムを飲み直す羽目になるとか。

そんなこんなでしばらくシェイクされました。

5分もかかってないかもしれないですが、体感的に結構長い時間かかっているように感じました。

楽しい検査の終了です。

検査終了後

バリウム検査は、体内のバリウムを排泄するまでが検査です。

と私はここに書き記します。

と言うのも、ここからの内容がとても重要だからです。

排泄を促すために下剤が渡されます。

種類によると思いますが、私は2錠。

渡されたのはセンノシドと言われる、割と一般的?な下剤。

飲んでから8時間から12時間で効果あるってさ。

検査終了後、ただちに飲まなければいけません。

バリウムが体内に残り続けると、結晶化してしまい、排泄のときに激痛があるとか。

こうならないためにも、下剤をすぐに飲む!水分をいつもよりしっかりとるようにする!ということです。

さらに食事もできる限り早く取るようにしてください。ということです。

早く食べて腸の働きを活発にするためですね。

でもね、今朝からご飯我慢しててお腹空いていたはずなんですけど、

発泡剤とバリウム飲んで、すでにお腹が膨らんでいて、

ここでさらに下剤を飲んで空腹感が何処かに消えました。

さらにお酒やコーヒーなどは検査した当日は控えるようにと言われます。

お酒もコーヒーも利尿作用があるので、

これらを飲んで体内の水分が不足すると、バリウムが乾いて固まって結晶化を促し排便が大変になるということです。

バリウムの排泄が完全に終わる二日間くらいはやめておいたほうが良いらしいです。

というわけで.お腹もあまり減ってないけどご飯食べてきます。

とんかつと唐揚げウマッ!!!

下剤を飲んだのと、しっかり食べたおかげか4時間位で一度目の排泄。

その4時間後にも排泄がありました。

どちらも白かったです。

2日間くらいは白く濁ったものが出ます。

下剤も飲んでいて、いつもの調子も違うと思うので、

便意を感じていなくても定期的にトイレに行ったほうが良いと思います。

まとめと注意点

というわけで、わたしのバリウム検査体験の記事でした。

最後に、検査で気をつけるべき事をここにまとめておきたいと思います

  • 検査の前日、21時以降は飲食禁止。
  • 検査当日の朝ごはんも禁止。ガムも飴もダメ。
  • コップ1杯位の水なら検査の2時間前までOK。
  • 前日の夜お酒禁止。
  • 検査が終わるまでゲップ禁止。
  • 貰った下剤を飲む、水分を沢山接種する。
  • 検査した日はお酒もコーヒーも禁止

これだけ守れば検査はきっと大丈夫です。

まあ、私は検査した日も酒を飲んでましたけど!

軽く2杯だけ、特に問題ありませんでしたが念のため水もガバガバ飲んでましたので、

他の人は真似しないでね。

検査の結果が出るのは2週間位だそうです。

それではみなさん、レッツバリウム検査!

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